便秘についてpart3

こんにちは、オアシス直方院の伊藤です。

今日は便秘についての第三段。「けいれん性便秘」です。

痙攣性便秘の方は、日頃のストレスや睡眠不足等により、腸が動きすぎ、腸が引き攣った状態になり、便の通りが悪くなることで起こる便秘です。
便意があってもなかなか出すことができず、出たとしてもごく少量のうさぎのような硬い便だけという症状が特徴です。痛みを伴う事もあります。
他にも、下剤の乱用したり、便秘や下痢を繰り返して、ガスや腹痛が起こる過敏性大腸炎などが原因のことがあります。

痙攣性便秘の状態で、そのままストレスを蓄えたまま放っておき限度を超えたままにしておくと、心拍数が血圧が上昇し、体内に良い影響はありません。そういった状態が長く続く事によって食欲の低下、疲労感、不眠、イライラ、憂うつなど、いわゆるストレス反応となって現れてきます。すでにストレスから便秘になったのにそれがさらにストレスになるという悪循環に陥りやすくなります。

痙攣性便秘になると、既にストレスで腸が刺激されているため、便秘に良いと思って摂取する「食物繊維」も、過剰な刺激になり、ますます便秘が悪化してしまうことがあります。
食物繊維と呼ばれるのはほとんどが不溶性食物繊維です。
しかし、食物繊維でも水に溶ける水溶性食物繊維がありますので、食物繊維を摂取する場合、水溶性食物繊維が30%以上含まれる昆布・わかめなどの海藻類・ごぼうなどを摂取するようにしてください。

対処方法は、まず、過労や睡眠不足を解消を解消したりして、リラックスすること。
なかなか難しい場合は、時間をかけて腸内環境を調整することも効果的です。



痙攣性便秘の原因
↑ 影響度 大

 ストレス


 腸内環境の乱れ(善玉菌の劣勢)


 食物繊維の不足


 運動不足(特に腹筋力が足りない)


 水分不足


 病気から起こる便秘


↓ 影響度 小