便秘についてpart2

こんにちは、オアシス直方院の伊藤です。
今日は、以前書いた便秘について、その中の「直腸性便秘」についてです。

「直腸性便秘」は、日々の習慣から起こる便秘で「習慣性便秘」とも呼ばれています。数ある便秘の中でもっとも多い症状がこのこれ直腸性便秘です。また、直腸や肛門の機能低下でもおこり、なかなか治らない便秘であることから「スーパー便秘」と一部関係者からはいわれています。


通常であれな、朝食事をおこなうことで、腸の蠕動運動と分節運動によって「胃・結腸反射」が起こり、その刺激が知覚神経を介して脳に伝わることで排便反射(便意)が起こります。このまま排泄すればいいのですが、さまざな理由で我慢をしてしまう方がいます。
排便反射があるにもかかわらず、我慢をする、この悪循環を繰り返していると、次第に排便反射が起こりにくくなってしまうのです。これが直腸性便秘の原因といえます。それ以外の原因としては、手術で腸管を切除した方にはこの症状がみられます。

この場合、適切な排泄がおこなえないため、直腸に便がたまります。よって、便は太くて硬いのが直腸性便秘の特徴といえます。
治療には、規則正しい食生活、水分補給、ストレスの軽減など日々の生活改善が必要になりますが、あまりにも酷い場合には坐剤を適切に使うことでも症状の緩和がみられます。
正し、この状態にある人が、浣腸や便秘薬で解消する方法もありますが、直腸に強い刺激を与え続けていると直腸の神経がますます反応しにくくなります。この便秘がひどくなると、痔で苦しんだり、体臭が気になったり、最悪の場合、大腸ガンの原因を作ったりすることもありますので、注意が必要です。