おなかの調子は?

こんばんは、オアシス直方院の伊藤です。

お腹が張ったり、重く苦しかったり……そんな症状ありませんか?便秘になったことがある人は意外と多いのでは?

「便秘」とは、排便が順調に行われず、便が長時間とどまっている状態のこと。急性・慢性・器質性の3つに分かれます。
急性は、旅行などの環境の変化や食生活の変化で一時的に引き起こされるもので、特にこの4月にも多くなります。
器質性は、腫瘍や炎症によって腸の中が狭くなったり、腸ねん転を起こしている場合など早急に治療が必要なもの。先天的に大腸の形や長さに異常がある場合もあります。

特に多いのは、今から書く『慢性便秘』です。このタイプは大きく3つに分けることができます。

①腸のぜん動運動が弱く、便を押し出す力が十分でないために起こる「弛緩性便秘」。高齢者や女性に多く、ダイエットや食生活の偏り、食物繊維が少なかったり、運動不足などの筋力低下で起こります。太く少量の便の場合が多くなります。

便意を我慢し続けることによって、便が溜まったシグナルが脳に送られなくなり、直腸の神経が鈍くなって次第に便意自体感じにくくなる「直腸性便秘」。下剤や浣腸の乱用も原因に。硬くて短い便になります。

③腸のぜん動運動が過敏になり過ぎて、けいれんを起こす「けいれん性便秘」。ストレスや生活リズムの乱れなどが原因に。腹痛を伴うことが多く、便秘と下痢を繰り返す過敏性腸症候群に発展することもあります。ウサギのフンのように小さくコロコロの便になります。

自分に当てはまるものはありますか?
次回は、便秘の解消法についてです。

添付画像は、休みの日に直方の多賀神社の擲桃祭(てきとうさい)春季大祭にあたったので参拝に行った時に撮った「菊桃」です。本当に菊のような花びらの桃ですね。