骨粗鬆症

こんにちは、オアシス直方院の伊藤です。

年齢を経て、「背が縮んだ」「腰が丸くなった」と、いうこと良く耳にしませんか?年のせいといえばそうなのですが、では、なぜ起こるのか?
そこに出てくるのが、タイトルの『骨粗鬆症』です。

現在、50歳代以降から徐々に骨粗鬆症の人の割合が増えています。特に男性より女性の方が多くなっています。出産・閉経後などに女性ホルモンの影響を受けるせいです。骨芽細胞(骨を作る細胞)と破骨細胞(骨を壊す細胞)がバランスよく働くことによって骨密度が維持されますが、加齢・運動不足・栄養不足によって作る働きが低下し、壊す方が過剰になることで骨粗鬆症になっていくのです。
骨密度が低下した時、カルシウムを気にする方が多いですが、骨の成分は、カルシウム7割・コラーゲン3割です。サプリメントで摂取するのもいいですが、出来ればバランス良く食事をして自己生成してあげる方がいいと思います。

骨密度が低下した時に怖いのが、骨折です。腕や足が折れたりしたらわかりやすいですが、痛みがなく普通の腰痛で済ませてしまうのが、脊椎の圧迫骨折です。少しずつ体重や重力に押しつぶされていき、縦方向や動きやすい前傾方向に潰れていくので、「背が縮んだ」「腰が丸くなった」という状況になります。極端に背中が丸くなったり、背が4センチ以上縮んだ時は、念のため整形外科で検査してみた方がいいかもしれません。